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パンデミックが契機となった決済セキュリティのトレンドを紹介(Visa)

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2021年5月25日7:30

Visa は、初のオンライン開催となった同社のAsia Pacific Visa Security Summitにおいて、1,500以上のパートナーやクライアントに対し、パンデミックが契機となった商取引のトレンドを紹介した。

まず、消費者が健康と安全を重視し、非接触決済やタッチ決済に注目するようになるという。アジア太平洋地域では現在、Visaの対面取引の2件に1件が非接触決済となっている。また、ショッピングの時、商品やサービスをいつでもどこでも手に入れられることが求められるようになる。よりスピーディーかつスムーズで便利なショッピング体験と決済体験が必要だとしている。

さらに、Visaのデータによると、旅行を除き世界のeコマースに使われる決済情報は、対前年四半期比で20%以上増加した。一方、インドとシンガポールにおけるeコマースの決済金額は、直近の3四半期比で平均30%以上増加したそうだ。

Visaは決済セキュリティーと消費者の利便性を両立させつつ、不正利用のリスクに対応するソリューションを導入している。

Visa Secureは、EMV 3-D Secureプロトコルを活用し、不正利用対策を強化するものであり、金融機関や加盟店は取引が真正であることを確認することができるという。間違った取引の拒否 による機会損失リスクを抑制し、消費者の全般的なショッピング体験を向上させることも可能だ。

また、Visaトークンサービス(VTS)は、カード番号やアカウントの詳細など機密性の高い決済データをランダムなトークンに置き換えることで、データを無価値化し、万一盗まれたとしても意味のないものにする。米国の データによると、消費者が決済のためにカードの詳細を入力するオンラインでのカード取引と比べ、トークンでの取引は不正を平均 26%抑制することができるという。VisaはVTSで、5年間で14億のトークンを世界で発行したが、今ではわずか10カ月で20億を超えた。

この記事の著者

paymentnavilogo1

ペイメントナビ編集部

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